補助金採択の例:事業再構築補助金の場合

6月10日、第5回事業再構築補助金の採択結果が発表されました。

コインバンク株式会社の申請サポートで採択されたクライアントのうち一社が、特殊な事例だったのでご紹介します。

事業再構築補助金は申請枠が多岐にわたり複雑なので、検討されている方の参考になれば幸いです。

・本件のクライアントについて

本件のクライアントは、2019年から弊社のサポートで3回補助金を申請し、3回とも採択されています。「3年間で3回も補助金をもらえるのか?」と思うかもしれませんが、補助金の申請条件をよく見ると、毎年申請しても減点措置がつくだけという場合が多いです。

本クライアントの場合、過去2回は小規模事業者持続化補助金、今回は事業再構築補助金で採択されました。小規模事業者持続化補助金は美容サロンの個人事業主として申請し、事業再構築補助金は社団法人を設立して障がい者グループホームを始めた後の申請となりました。

補助金申請をお手伝いする醍醐味として、本クライアントのように法人を立上げ、新たな事業に挑戦するバイタリティ溢れる経営者と一緒に仕事できることがあげられます。今回の申請は、これまでのお付き合いがあったから挑戦できたことといえるかもしれません。

本件は、2年以内に「法人成り」したうえ、事業再構築補助金ならではの特殊な申請条件「事前着手申請」を活用しています。今回の申請はこれら、2つの特殊条件をクリアしての採択となっています。

・事業再構築補助金について

新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、当面の需要や売り上げの回復が期待しづらい中、ポストコロナ・ウィズコロナ時代の経済社会の変化に対応するために中小企業等の事業再構築を支援することで、日本経済の構造転換を促すことが重要です。そのため、新分野展開、事業転換、業種転換、業態転換、又は事業再編という思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業等の挑戦を支援します。

以上、事業再構築補助金HPより

補助金額は100万円から1億円まで、非常に幅広い事業者に向けて用意されています。必須申請要件や申請枠は、毎回見直しされます。

実際、6月30日に締め切りを迎える第6回申請では、事前着手申請の期間が変更されており、ほかにも経費の申請内容など細かい改訂が行われています。申請を考えている場合は、その都度ホームーページで資料を確認してみましょう。

コインバンク株式会社にご依頼の際は、ご希望の投資内容と会社の基本情報を伺ったうえで、申請する枠や金額をご提案いたします。普段の業務が忙しい、なれない作業に自信がないなど、躊躇するようでしたらお気軽にお問い合わせください。

・事前着手申請とは?

一般的に補助金は、申請が採択され決定通知を受け取った後の経費でないと補助対象になりません

たとえば、すでに作ってしまったホームページを申請しても、補助金はもらえません。しかし、事業再構築補助金では特例があり、事前着手申請をして採択されていれば、決定通知前に支払った経費も補助対象になります。

少々難しいので図にすると、以下のようになります。

本申請では2021年2月15日以降の経費が対象となり、障がい者グループホーム一棟目の契約も含まれたので、法人成りして支払った経費のほとんどが補助対象となりました。

事前着手承認制度(事業再構築補助金ホームページより)
事前着手承認制度(事業再構築補助金ホームページより)

・法人成りで難しくなる点

事業再構築補助金は、必須条件に「対象期間の売上高がコロナ禍によって10%以上減少している」があります。

長年経営している法人であれば、過去の決算書を調べれば月次の売り上げまで簡単に調べられます。しかし、個人事業主から法人成りすると、決算期の変更による売上高の変化を確認しなくてはなりません。

普段からしっかり決算書のBS、PL、月次収支を確認していれば難しくありませんが、中小企業の経営者でそこまでしている人は稀です。特に、個人事業主から法人成りしたばかりだと、決算を把握するのも一苦労となります。

この点は、当社の専門家に一任いただければ、しっかりと調査します。申請書作成では事業の現状分析を記述する必要がありますので、過去3年~5年の決算書は最初に提出いただく資料となります。

分析内容も、本補助金の評価基準である「付加価値額」など独特な変数が出てきますので、なかなか難しいと思います。しかし、これらの指標は営業利益や経常利益よりも経営状態を把握するのに役立つ場合があるので、一度お任せいただければ、それだけで経営の見直しに役立つはずです。

・まとめ

今回は事業再構築補助金で採択された、特殊な申請事例をご紹介しました。

ここ数年、新型コロナウイルスによる経済の停滞や構造の変化に対応してもらうため、経済産業省をはじめ、あらゆる省庁から多くの補助金が提供されています。

一方、補助金申請を躊躇される経営者の方からよく相談されることに「補助金に申請するテーマが思いつかない」という話があります。しかし、お話をしていると意外な内容で申請でき、採択されることがあります。一人で悩まず、周囲の人にも相談してみてください。

コインバンク株式会社の補助金申請サポートは、完全成果報酬型です。相談から申請まで無料で対応しています。仮に申請して採択されなくても、今後の経営を第3者を交えて見直す良い機会になります。

2022年は、事業再構築補助金ものづくり補助金IT導入補助金小規模事業者持続化補助金、など、それぞれであと3回程度申請する機会が残っています。これだけ潤沢な補助金が提供されるのも、今年が最後かもしれません。

これら以外にも、環境庁のZEB補助金など、ご相談者に適した補助金や助成金の調査も対応していますので、お問い合わせください。

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