補助上限が最大200万円に?第17回小規模事業者持続化補助金の変更点と申請スケジュール
小規模事業者が販路開拓や事業成長のために活用できる「小規模事業者持続化補助金」。
2025年3月4日から第17回の公募が発表されていますが、申請開始までにはまだ日にちがあり、その間に公募要領の内容が変更される可能性もあるため、最新情報を常に確認することが重要です。
本記事では、第16回と第17回の変更点、公募期間、申請スケジュールについて詳しく解説し、申請成功に向けたポイントを紹介します。
第16回と第17回の変更点比較表
項目 | 第16回 | 第17回 | 変更点 |
---|---|---|---|
補助上限額 | 通常枠:50万円 特別枠:200万円(賃金引上げ枠、卒業枠、後継者支援枠、創業枠) |
通常枠:50万円 インボイス特例:50万円上乗せ 賃金引上げ特例:150万円上乗せ |
特例枠の変更。賃金引上げ枠に新たに「150万円上乗せ」制度が導入【36】 |
補助率 | 2/3(賃金引上げ枠の赤字事業者は3/4) | 同左 | 変更なし |
対象経費 | 機械装置費、広報費、ウェブサイト関連費、展示会出展費、新商品開発費、旅費、委託・外注費など | 同左 | 変更なし |
交付決定プロセス | 採択と同時に交付決定 | 交付決定通知受領が必要 | 交付決定通知書をもらう前に決済すると補助対象外となる |
公募期間 | 2024年5月8日~5月27日 | 2025年5月1日~6月13日 | 申請期間が延長(約1か月間) |
事業実施期間 | 交付決定~2024年11月4日まで | 交付決定~2026年7月31日まで | 実施期間が大幅に延長 |
第17回公募期間
- 公募要領公開:2025年3月4日
- 申請受付開始:2025年5月1日
- 申請受付締切:2025年6月13日 17:00
- 事業支援計画書(様式4)発行の受付締切:2025年6月3日
今回のスケジュール
日程 | 内容 |
---|---|
2025年5月1日(木) | 申請受付開始 |
2025年6月3日(火) | 事業支援計画書(様式4)発行の受付締切 |
2025年6月13日(金)17:00 | 申請受付締切 |
2025年8月頃 | 交付決定(採択後に交付決定通知書の取得が必要) |
2026年7月31日(金) | 事業実施期限 |
2026年8月10日(月) | 実績報告提出期限【36】 |

申請のポイント
◇早めの準備が重要!
申請開始まで時間がありますが、GビズIDの取得や事業計画の準備は早めに行いましょう。
◇特例枠の活用を検討
インボイス特例や賃金引上げ特例を活用すれば、補助上限が最大200万円まで引き上げられるため、該当するかを確認しましょう。
◇事業支援計画書の発行は余裕をもって
商工会・商工会議所での発行手続きには時間がかかるため、締切直前にならないよう注意してください。
◇補助対象経費を事前に確認
申請内容が補助対象経費に該当するかをしっかりチェックし、不適格経費を含まないようにしましょう。
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