中小企業省力化投資補助金:一般型公募が開始!事業再構築補助金の予算を活用した新たな支援策
補助金の背景と新たな展開
これまでの「カタログ型」は、対象製品の数が少なく、中小企業の多様なニーズに対応できないとの声が多く聞かれました。2024年の間に政府はカタログ型の対象製品を拡充し、改善を進めてきましたが、それでも汎用性には限界がありました。そんな中、2024年末に話題になった「一般型」の補助金がついに公募開始となり、より柔軟な設備導入が可能となりました。
この補助金は、事業再構築補助金の予算を活用して実施されるもので、人手不足に悩む企業が最新の設備やシステムを導入し、業務の効率化を図ることを目的としています。従来のカタログ型に比べて、事業者ごとの現場に合わせたオーダーメイドの省力化投資が可能になり、多くの中小企業にとって大きなチャンスとなるでしょう。
中小企業省力化投資補助金とは?
本補助金は、中小企業や小規模事業者が、生産・業務プロセスの省力化を目的として、オーダーメイド設備や現場に適した汎用設備・システムを導入する際の費用を支援します。
🔹 補助金のポイント
- 補助上限額: 最大1億円
- 補助率: 1/3~2/3(条件による)
- 対象経費: 機械装置・システム構築費(必須)、技術導入費、クラウドサービス利用費など
カタログ型 vs 一般型
補助金タイプ | 目的 | 支援対象 |
---|---|---|
カタログ型 | 省力化設備の導入 | カタログ掲載製品 |
一般型(新設) | 生産・業務プロセスの効率化 | オーダーメイド設備 |
補助金申請の基本要件
- ✅ 労働生産性の年平均成長率が +4.0%以上向上
- ✅ 給与支給総額の年平均成長率が +2.0%以上増加
- ✅ 事業所内最低賃金が 地域の最低賃金+30円以上
申請スケジュールと今後の流れ
- 📅 3月上旬: 申請様式の公開
- 📅 3月中旬: 申請受付開始
- 📅 3月下旬: 申請締切(予定)
- 📌 交付候補決定 → 交付申請 → 交付決定
- 📌 補助事業の実施・完了後、実績報告・検査を経て補助金確定
事業実施期間:
交付決定日から18か月以内(採択発表日から20か月以内)
交付決定日から18か月以内(採択発表日から20か月以内)