新型コロナウイルス(COVID-19)と上手く向き合うには?
新型コロナウイルスの脅威は、なかなか収まりません。日本でも7都府県で緊急事態宣言が発令され、いよいよ私たちの生活を脅かすようになってきました。
まだ不明な点の多い今回のウイルスですが、インフルエンザよりも質の悪い点もありそうです。それは、暖かくなってもウイルスの感染が収まらない可能性が出てきたことです。
昨日、サウジアラビアでも新型コロナウイルスが広がっているというニュースが流れてきました。インフルエンザなどは、現地の気候のため感染するリスクがほとんどないのですが、今回は違うようです。
この事実は、日本の夏でも新型コロナウイルス感染が続く可能性を示しています。感染予防と生活防衛のバランスが、ますます重要になってきます。 ここでは、あなたの生活から少しでもストレスが減らせるように、3つの視点から新型コロナウイルスの状況を把握する方法を紹介します。
1.生活について
緊急事態宣言が7都道府県で発令され、今後も適用エリアが拡大される可能性が高くなっています。緊急事態と言われると、心穏やかではありません。内容をしっかり把握して、巣ごもり生活のストレスを少しでも減らせるようにしましょう。
とはいえ、細かい部分は朝令暮改になりがちなので、信頼できる情報源をチェックする癖をつけましょう。
例えば、NHKの特設サイトでは、暮らしに注目した形で情報を提供しています。外食やライフライン、ごみ処理など、気になるテーマを目次でクリックすると簡単に確認できます。
2.コロナウイルス(COVID19)の状況
気持ちの安定を保つためには、新型コロナウイルスの状況を知っておくことも大事です。これについては、海外サイトになりますがジョンズホプキンス大学のサイトが世界の情報を一目でチェックするのに便利です。
英語なのでポイントを解説します。
まず、キーワードの翻訳です。
Total Confirmed:総感染確認者数。テレビやニュースで報道される感染者数です。
Total Deaths:死亡者数。新型コロナウイルスによる死者数の累計です。
Total Recovered:回復者数。感染後、治癒した人数です。
画面の記載位置では、画面左上に世界の感染者数が掲載されています。4月11日時点で1,691,719人の感染が確認されています。これに対し、日本のマスコミではあまり報道されない、治癒した患者数が画面右に掲載されており、376,096人となってます。
中央のマップを見ると、アメリカとヨーロッパの赤丸が大きくなっています。丸の大きさは確認された患者の数を示しているので、どの地域が多いかがわかります。赤丸の位置を見ると中東や南米などにも感染者が多いことがわかります。この点が、日本でも夏まで感染拡大が続く可能性を示唆しているといえるでしょう。
3.世界最大規模の機械学習コンペティション「Kaggle」でも分析が進んでいます
AI技術者がデータや課題を出し合うサイト「Kaggle(カグル)」でも新型コロナウイルス問題解決に向けたコンペティションが開催されています。
今回は4月15日を締め切りとして「COVID-19 Global Forecating Challenge(Week 4)」が行われています。課題の内容は、新型コロナウイルスの広がり方を正確に予測するだけでなく、その広がり方の速さに影響を与える要因を見つけることです。
わからないことの多い新型コロナウイルスの特徴を少しでも解明するため、世界中からデータが集まっています。このコンペでは直接的にコロナウイルスの治療薬を開発はできませんが、社会的影響を小さくするヒントを発見できると期待されています。 こちらの結果も、後日お知らせできればと思います。
4.情報を元に適切な行動で難局を乗り切りましょう
新型コロナウイルスとの付き合い方について、紹介しました。生活防衛と感染予防を両立することが難しくなってきています。情報を定期的にチェックすることで、生活を制限されるストレスを少しでも和らげて、この状況を切り抜けていきましょう。