【徹底解説】第13回事業再構築補助金の採択傾向から読み解く「採択されやすいジャンル5選」
2025年6月に発表された第13回事業再構築補助金(最終回)の採択結果が、大きな注目を集めています。
コインバンク株式会社では、これまで数多くの補助金申請を支援してきた経験をもとに、最新の採択傾向を徹底分析。
今後の補助金活用や経営戦略に直結する「採択されやすいジャンル5選」をご紹介します。
採択率から見る「成功しやすい事業ジャンル」
第13回公募では、応募3,100件に対して、1,101件が採択され、採択率は約35.5%でした。
とくに以下のジャンルは、高い採択率を誇っています。
1.GX・成長分野進出(特にグリーン分野)
脱炭素社会の実現に向けた国の重点政策に合致する事業が数多く採択されています。
成長分野進出枠(GX進出類型)は、応募489件中244件が採択され、約50%という高採択率を記録しました。
- 再エネ、蓄電池、省エネ設備、カーボンクレジット関連に注目
2.製造業の高付加価値化・環境対応型プロジェクト
製造業の採択割合は、応募数の22.9%に対して採択は33.8%と突出。
「半導体装置部品」「グリーン素材による高機能製品」などが採択の中心となりました。
- CO₂削減・地域循環型ものづくりが特に好印象
3.情報通信・IT業(SaaS・DX・AI)
AI・SaaS型プロダクト開発や、業務効率化のためのクラウドシステム構築は依然として強い採択傾向。
情報通信業は応募7.3%・採択7.1%と、バランスよく評価されています。
- 生成AI、SaaS、ノーコードDXなどが人気テーマ
4.卸売・小売業のDX化・高付加価値化
コロナ後の流通再編に対応する「ライブコマース」「越境EC」「自動物流」などの事例が目立ちました。
応募14.4%・採択14.9%と安定的に評価されています。
- EC強化、BtoB効率化、小売業のデジタル化がカギ
5.建設業のグリーン対応・リノベーション
ZEB対応や再資源化建材を活用した工事など、環境建設型の再構築事業が採択傾向にあります。
建設業全体で応募14.2%・採択13.4%と堅実な実績を残しています。
- GX・省エネ改修・循環型解体事業などに注目
採択に影響した「政策的キーワード」
- GX/DXなどの国策と一致しているか
- 売上減少や再構築要件を明確に満たしているか
- 継続的な賃上げや人材投資を組み込んでいるか
- 差別化されたビジネスモデルと実現可能性があるか
また、申請金額帯としては1,500万〜3,000万円未満の中規模計画が最も多く、採択率も高い傾向がありました。
コインバンク株式会社からのアドバイス
第13回で終了した「事業再構築補助金」に代わり、今後は「新事業進出補助金」で成長加速型の新事業投資への補助制度が本格化していきます。
これらの補助金でも、上記ジャンルや政策軸は強く引き継がれる見込みです。
コインバンクでは、事業戦略の立案から補助金計画策定、採択後の報告支援までを一貫してサポートしております。
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